生徒の声

このページでは、当校の生徒や卒業生から寄せられた声をご紹介しております。
入学・受講をお考えの方は、ぜひこちらも参考にしてください。


諦めない気持ち
2016年度 本科1年生 矢野 靖子

諦めない気持ちサルワカを選んだのは、仕事をしながら通えるという点もありましたが、「イギリス」が好きだからという漠然とした理由でした。


私は音楽と洋服が大好きで育ち、通信高校に通いながらアパレル販売スタッフとして働きそのまま入社。転勤がきっかけで上京しましたが、会社の倒産を機に一旦地元へ戻りました。
気づけば自分の周りにはデザイナー、アーティスト、イラストレーター、フォトグラファーなど他にも自身の腕一本、まさに職人達が多く、なにも発信できない自分自身にモヤモヤする日々が続いていました。

もう一度アパレル業界に行くか、好きな音楽業界に行くか・・・と考えていた時にふと10代の時にバイトのお金を頑張って貯めて、初めて買ったドクターマーチンの靴を手にした時の事を思いだしたのです。
憧れの靴を手にした時の感動。これからこの靴をはいて何処へ行こうか?というドキドキ、ワクワクした感覚。コレだ!と思い地元のケミカルシューズ企画メーカーの求人を偶然見つけ入社しました。


そこで靴作りの工程の多さに驚き、ミリ単位の厳しさを知り、そして企画だけじゃなく自らも「靴を作りたい!」という気持ちが大きくなっていき、サルワカ入学をどうしても諦めきれず意を決して再度上京しました。


もともと不器用な方だとわかっていましたが、サルワカに入ってから自分の不器用さを更に痛感。作業も理解も遅く、皆についていくのに必死な日々が続いていますが、そんな私に根気よく丁寧に教えてくださる先生方、周りの皆に助けてもらいながら靴と向き合い、毎日発見の連続なサルワカ生活を過ごしています。


入学して3ヶ月目に突入しましたが、今は1足目の縫製が終わった所です。正直靴といってはいけないような出来ですが、自分の人生の中できっと忘れられない1足になると思います。


努力は裏切らないと信じて、この靴はいたらテンション上がるな!元気出るな!なんて思ってもらえる靴が作れるよう、日々精進していきます。


最後に、もし入学を迷っている方がいるようでしたら、説明会だけにでも足を運んでみてください。
1から10までを順序だてて教えてくれる学校はおそらく他にもあるでしょう。
ですがサルワカは、自分のやる気・熱意しだいで20も30も教えて下さる環境、先生方ばかりだと私は実感しています。そんなサルワカは、私の大好きな場所です。

充実した日々
2016年度 本科2年生 安藤 文也

充実した日々入学前は、靴作りの知識も経験も無く、特別靴好きというわけでもありませんでしたが、偶然靴職人の番組を観た事により一気に靴への感心が高まり入学を決意しました。
入学してからは道具のメンテナンスから始まり、デザイン、パターン、縫製、メイキング等様々な勉強を通して自分の一足を制作していきました。全てが初めての経験だったので最初は上手くいかないことだらけでしたが先生方が実演をしながら教えてくださるので、自分の作業と見比べ考えながら勉強する事が出来ました。
もっと上手くなって美しい靴を作り上げたいという一心で日々練習を繰り返していくうちに、夜には夢の中でも靴作りをするようになりました(笑)
これだけ夢中になれたのも靴作りの全ての行程が心底楽しかったからです。特に平面の革が立体の靴になっていく瞬間はいつも胸が躍ります。
サルワカで「自分の手で靴を作り、履き、手入れをして再び履く」という事を経験出来たからこそ、靴への愛情と奥深い魅力を身を以て感じることが出来たと思います。

卒業生の声:2
2010年度卒業生 宇田川聖紀さん

卒業生の声:2Q: 今現在のお仕事、またその内容を教えて下さい
A: 主にビスポークの底付けを担当してます。お客様の足をもとにしてできた木型とアッパーを合わせて底を付け、最終的な靴の形まで仕上げる仕事です。

Q: 今のお仕事を選んだ理由などをお聞かせ下さい。
A: 元々、本場英国の靴作りに興味があり、学生時代から卒業後は一度行ってみようと思ってました。実際に行ってみて憧れだったシューメイカーの工房を周り、たまたま運良く今の会社の仕事をするようになりました。

Q: 学生時代の思い出をお聞かせ下さい。(学ぼうと思ったきっかけ、楽しかった事、大変だった事など)
A: サルワカではとにかく初めての作業の連続で、ものすごくしんどかったのを覚えてます。ただその分出来上がった時の感動もひとしおで、技術的なことはもちろん、靴作りの楽しさというのも教えて頂きました。今でも飽きることなく靴を作ってられるのは、その楽しさがあるからこそだと思います。

Q: これから靴作りを目指す学生に一言お願いします。
A: 最初は大変だと思いますが、作れるようになってさらに靴が好きになると思います。頑張ってください!

卒業生の声
2009年度卒業生 西森真二さん

卒業生の声Q: 今現在のお仕事、またその内容を教えて下さい
A: 天草製作所 代表
  オーダー靴の製作、靴鞄リペア、革小物の企画製造販売などを手がけています。

Q: 今のお仕事を選んだ理由などをお聞かせ下さい。
A: 靴の業界に入る前は、広告関係の仕事(会社員)をしていました。クリエィティブな仕事が大好きで、伝える事の楽しさ、多くの方がhappyになっていただく事の喜び、そんな事を常に考え過ごしていました。
 そんな中40歳を手前に自分にしか出来ない事を残りの人生で表現していきたいと考え、もう一度足元から人生を見つめ直そうと考え、ふと足元を見るとそこに靴がありました。単純な私は、たくさんの方の靴を磨こうと「路上靴磨き」を始めました。
 年齢も39歳、路上で他人の靴を磨く、通行人の方にジロジロ見られる、知人にあったらどうしようと、正直恥ずかしいと言う気持ちがありました。でも一心不乱にお客様の靴を磨きピカピカな靴になりお客様から喜んでいただくと、会社員時代に味わった事がない喜びでいっぱいでした。
 そんななかお客様から「この靴はいいだろ〜」「この靴は⚪︎⚪︎⚪︎で」私には靴の知識があまりなく、もっともっと靴について勉強したいと考えサルワカ・フットウェア・カレッジに入学しました。そこから靴作りの楽しさに触れ、まさにこれはクリエィティブだ!!と考え現在の職人の仕事にたどり着きました。


Q: 学生時代の思い出をお聞かせ下さい。(学ぼうと思ったきっかけ、楽しかった事、大変だった事など)
A: 私は決して器用な方ではありませんでした、覚えも悪く、授業についていくので必死でした。しかし2年間でクラスで一番靴を作ったと思います。成績は決して良くはなかったですけど。課題靴が完成して全員の靴を並べられて皆んなで確認する時、自分の靴が下手すぎて恥ずかしかったですね〜。でも「必ず自分のお店を出す」と強く思い学んでいましたね。それに、いい仲間にも巡り会えました。

Q: これから靴作りを目指す学生に一言お願いします。
A: 学生なのでどうしても他と比べてしまう部分がありますよね。器用、不器用、上手い、下手。でもあなたが心を込めて作る靴は必ず他の方に伝わります。あなたらしい靴を!!まずは靴作りを楽しんでください。わたしもまだまだ勉強中です。

ただの靴
2014年度 本科2年生 中川惇平(25)

ただの靴「やるからにはとことん」がモットーの僕にとって、ギルドは素晴らしい環境です。

なぜこうするのか。なぜこうなってしまったのか。なぜこうじゃだめなのか。

次から次へと出てくる疑問を講師の先生方にぶつけては答えやヒントを教えてもらい、自分で試す。
この流れが心地よく、今は毎日がとても充実しています。
なかには思った通りにならない事が続き悔しい時もありますが、その悔しさをバネにまた次に臨む。
想像したイメージに、ほんの少しでも近づいたら凄い嬉しい。
他の人にとってはただの靴なんだけれども、僕にとっては悔しさと喜びに満ちあふれた靴。

この気持ちを忘れずに今後10年20年と靴作りを続けていけるように。
まずは2年目の今を一歩ずつ踏みしめながら駆け抜けていきたいと思います。

理想に向かって
2014年度 本科2年生 池村 美保

理想に向かって洋服が好きでデザイナーを目指して上京し、めぐりめぐって洋服のお直しのお店で働いていました。その時に古くなれば買い替え、新しいものがいいということではなく、愛着のある物を直して長く使うことの大切さをお店に来るお客さんから学びました。持ち込まれる洋服を見ているうちに、私もこんな風に誰かに長く使ってもらえる物を作れるようになりたいと思うようになりました。より愛着が湧く身に付ける物で、素材的に丈夫な革製品、「革靴」を選んだ理由の一つです。
目指すのはベーシックでシンプル、飽きがこないデザインで長く使ってもらえる丈夫な靴。
一足作るまでには沢山の工程があり、一つ一つが手を抜けないものです。その間ずっと抱きかかえるようにして仕上げた靴には、思い入れがあり完成の喜びもひとしおです。これからの私の目標は、この思いを込めて作った靴を履く人にも感じてもらえるような靴を作ることです。
1年間革靴作りを学び、その奥深さを感じました。今作成中の靴も満足できない部分も多々ありますが、一年生で初めて作った靴と比べると上達していることを実感できています。ただ初めて作った靴は、形は悪く失敗ばかりの作品ですが、一番思い入れのある靴です。これからもこの初めての靴に励ましてもらいながら少しずつ成長していけたらと思います。

靴作りを通して
2014年度 本科1年生 光安 佑亮

靴作りを通して靴を作ろうと思ったきっかけはあまり覚えていません。
ですが靴が好きだという思いは強く、いつか自分で作ってみたいと思っていました。
しかし靴作りを学べる学校なんかあるのだろうか?
気になった僕はすぐに調べました。そうしてサルワカ・フットウェア・カレッジと出会いました。
入るまでは不安ばかりが募っていました。他の生徒の方とうまくやっていけるか、授業についていけるか、果たして不器用な自分でも靴は作れるのかというようなことをいつまでも考えていました。
しかしそんな不安はすぐになくなりました。
周りの生徒の方々のほとんどの人が年上の方で皆とても優しく接してくれました。人生経験が未熟な僕には靴作りだけではなく年上の方々とお話することも凄く勉強になります。
色んな人達が色んな思いで靴と向き合っていてそんな思いが靴に表情として映し出されているようにも思えます。考え方や物の見方の違いはあれど皆、自分と同様靴が好きなんだなと感じました。
そんな方々と学ぶ授業はとても楽しいです。
ミシンの使い方だったりスクイ縫いだったりと難しいことばかりですが、だからこそやりがいもあり、毎日が驚きと発見の連続です。
もうすぐ一足目の靴が完成します。初めての学んだことばかりで組み上げられた僕の靴はとても人に褒められるような出来ではありませんがここからが始まりだと思い、初心を忘れずに腕を磨いていきたいと思います。
そして靴作りを通して得た知識や技術、人との出会いを大切にしていきたいです。

私の挑戦
2014年度 本科1年生 田倉晴代

私の挑戦インターネットで靴の修理を検索していて学校のことを知りました。
元々、ものを作ることが好きでしたので学校の事を知った瞬間に興味を持ちました。

体験コースを参加したことにより、靴作りを学びたいと強く思いました。
今から学ぶことに将来の不安があり1年間考えましたが、悩んでやらない後悔より何事にもチャレンジする精神を大事にしたいと思い決意しました。

授業の日は1日があっという間に終わります。大変ですが充実しています。
私の周りには靴が好きで、向上心のある仲間が多く、最初はみんなの知識の多さに驚きと不安を隠せませんでした。
何の知識も無く作りたいという気持ちだけで入りましたが、次第に仲間と一緒に靴屋巡りをしたり靴の会話をすることで私自身勉強になり多くの刺激を受けています。

将来のことを考えるとまだまだ不安は尽きませんが、授業で工程が進むにつれどんな靴を作れるようになるか楽しみになってきました。
いまでは1年悩んだ事を後悔しています。改めて入って良かったと感じます。

入学したきっかけ
2013年度 本科2年生 矢島 もも

入学したきっかけ2年前の地震の時、当時は仕事の都合でひとりで地方にいました。
今まで経験してきたものとは違う揺れに、もう終わってしまうのかと思った時にふと頭をよぎったことは、20数年しか生きてないのか、ということと、結局靴作らなかったなぁということでした。
まさかそんなことをこんな局面で考えるとは思ってもみませんでした。
大学生の時にも靴を作ってみたいと思い、ある工房の教室へ見学に行きましたが、学生のアルバイト代ではなかなか難しそうだと断念していました。
結局大学卒業後は就職し、忙しく働いていた中で思い出した靴作りでした。

入学してから教わるひとつひとつの作業はとても楽しく、たくさんのバラバラの素材が一足の靴になるのをみることが嬉しいです。

1年目に初めての1足が完成した時は、今見返しても一番ヘタな出来なのは確かですが、とても感動したのを覚えています。
年間の課題靴は4足ですが、皆同じように教わっているはずなのに、パターンの線のひき方が少し違うだけでも印象が全く違ってきます。

2年目からは革や木型も自由度が増すので、より違いが出てきていて、同級生の方々の完成した靴を見るのを楽しみにしています。
作った人によって靴の持つ雰囲気が全く違い、その人らしさがにじみ出ていて、ものすごく奥が深いことを学んでいるなぁと日々実感しています。

生徒の声
2013年度 本科2年生 松本 栄二郎

生徒の声1年半前、入学はしたもののギルドのことも山口先生のこともよく知りませんでした。
私は手を動かし物を作ることが好きで靴に少々興味がありましたが、入学し周囲を見ると本当に靴を好いている人々ばかりで焦りました。
しかし授業が進むにつれそんな焦りも薄くなっていきました。

「とにかく楽しい」

今まで学校や仕事、趣味などでいろいろなことを経験しましたが、中でも抜群に楽しい。
しかも一工程づつ手作業で靴を作るのは自分に向いている気がしてきます。
それから1年半が経ちそう簡単に満足できる靴はできませんが、しばらくは自分を信じ靴作りを続けようと思います。

私の決意
2013年度 本科1年生 李 明珠

私の決意足を守り、ファッションを完成させ、さらに機能的に身体を動かす事ができる。
そんな「靴」を自分の手で作りたいです!

元々靴に興味があり、自分自身で靴を作ってみたいと思い、本格的に勉強をする事を決心しました。
様々な学校の中で、歴史があり、日本の手製靴の知識や技術を学ぶ事ができるサルワカ・フットウェア・カレッジに入学を決めました。
実際に通ってみると予想以上に様々な工程があり、なかなか思い通りに作れず失敗や苦労をしたりしましたが、初めて自分の手で靴を完成させた時は本当にうれしかったです。
平面だった素材が、だんだん立体的な靴になっていく過程がとても興味深いです。

まだ失敗ばかりでなかなか上手くできないのですが、少しでも多くの知識を得て、
技術を上達させる事ができるように、これからもっと頑張ろうと思っています。

向き合ってつくる
2013年度 本科1年生 岡本 拓実(26)

向き合ってつくる「目で見て、肌で触れて、鼻で嗅いで、素材を近くに感じながらものづくりがしたい」
そんな思いから入学した生活は、一言、充実しています。
革に癖付けして立ち上がる曲面・自分で手入れして使い込む道具・革の匂いがする作業室、それぞれの刺激が気持ちよく楽しい! 均質化された素材でなく、繊維方向であったり目の細かさであったり色のムラであったり、自然な偏りのある素材に向き合ってつくる感覚からものづくりを実感でき、喜びを感じています。

また同時に、技術としての靴づくりの難しさも感じています。
数多く連なってなる行程は素直で、途中でできた小さなズレは完成した靴にしっかりと現れてきます。
それぞれの行程にいかに集中して向うか、自分でつくったズレにどう付き合うか、正直今は革以前に、自分自身でいっぱいいっぱいな日々を過ごしています。

ただそうやって学びながら後々には、革から足、そして人へと向き合って、それらに感化されながら靴がつくれたらなんて楽しいことだろうと感じています。
そのためにも今は一歩一歩、技術を身につけていきたいと思います。

10年後、20年後の自分
2012年度 本科2年生 金子 真之(28)

10年後、20年後の自分僕が手製靴に興味を抱いたのはちょうど3年前。
当時は、靴屋の販売スタッフとして仕事をしていました。
店長という役職を任せられ、それなりに充実した生活を送っていましたが、自分の10年後、20年後を想像した時にこうなっていたいという自分が想像できませんでした。
自分の人生このままで良いのかという自問自答の日々が続き、その時に知ったのがサルワカの存在。
これだ!!と思いました。
靴の販売スタッフとして5年間努めてきた中、たくさんの人が靴に対して悩みを持ち、その悩みは既製品を売る僕にとって、どうしようもない悩みでした。
ですが、サルワカに入って1から靴を作る技術を身につければ、販売スタッフ時代僕ではどうすることもできなかった悩みにも対処する事が出来、ましてやそれが自分の作った靴となれば…素敵やん。
それからはもう、気持ちは抑えきれず半年後に会社を退社。
そして、上京。
1年間入学資金を貯める事に専念し、1年半前に念願の入学。
そして、サルワカに入り靴作りを学んでいる内に靴の奥深さを知りました。
当たり前の事ですが、1年半経った今も満足できる靴なんて1足も無い。
1足作るごとに新しい発見があり、課題が見つかる。
でも、その発見や課題を次の靴で消化した時に自分の靴作りに対しての成長を感じ、新たな緊張感を持って靴作りに取り組める。
この事が自分にとって靴作りの最大の魅力だと感じています。
これから先長く険しい道のりですが、3年前にはこうなりたいと思う未来の自分が想像できなかった僕が、今となっては、靴を通して10年後20年後の夢や目標ができました。
そして、生涯を通して、やりたい事、将来こうなりたいと思う自分がここサルワカで見つかった事を講師の先生方を始め応援してくれる家族、友人、ここで同じ目標を持ち切磋琢磨し共に成長する仲間に今改めて感謝しています。

靴を作ることは生き方を変えること
2012年度 本科2年生 岩井 希予(26)

靴を作ることは生き方を変えること靴を作ること、私にとってそれは、生き方を変えるということでした。

 自分でも驚くほど不器用で、効率性など気にもかけずにマイペースで生きてきた私は本校のメイキング体験コースにおいて、すでに夢を諦めかけていました。
 しかし「好きなのだから出来ないはずはない」と自分に言い聞かせて入学を決意し、今に至っています。

 案の定、現実は甘くはなく悪戦苦闘し、上手くできない自分に苛立つ日々の連続です。
 それでもどうにかこうにか前に進むのは、やはり靴が好きだから、そして手を動かして靴を作るという作業そのものが楽しいからです。
 どんなにうまくいかなくても、どんなに大変でも手で何かを作る喜びは何物にも代え難く、出来上がっていく靴に愛着がじわじわと湧いてくるのを感じる度、靴作りに関わる機会を得られたことに感謝をせずにはいられません。

 この先も靴と関わりあっていくために、やるべきこと、見直すべきこと、やりたいこと、考えていることが山のようにあります。
 2年も後半に入った今、再度自らのあり方をみつめ、靴への愛と日々の反省を推進力にかえて、前へ。

靴づくりを学び始めて
2012年度 本科1年生 堅田 恵 (22歳)

靴づくりを学び始めて靴が好き、一生極めていける仕事がしたい。そんな思いから靴職人というものに興味を持ちました。とにかくまずは作ってみようと、メイキング体験コースに参加したことが本科に入学するきっかけでした。平面だった革が釣り込みによって靴の形になる様子にものすごく感動し、もっと靴づくりを知りたい!と思うようになりました。
そして、入学して4ヶ月、様々なバックグラウンドをもつ方たちとの出会いや、新しいことを知りそれを実践していく楽しさがありますが、一方で、自分の不器用さを思い知らされる日々で毎日へこんだりもしています。
1足の靴が出来上がるまでには本当にたくさんの工程があり、緻密さ、繊細さ、ときに力強さなど、様々な要素が必要とされます。とにかくそれらの工程を一つ一つ丁寧に行わなければいけないのですが、それが難しい!!
靴づくりを学び始めたばかりの私には、これから先が途方もなく長い道のりに感じますが、千里の道も一歩から!一つ一つの作業を大切に頑張ります。

血の通ったものづくりを目指して
2012年度本科コース 1年生 鈴木 拓洋(27歳)

血の通ったものづくりを目指して大学を卒業後、IT業界に就職しシステム開発に携わっていましたが、同じものづくりでも、
より人の温もりを感じるような、血の通ったものづくりをしたいと思うようになりました。
以前から靴が好きだったこともあり、メイキング体験コースに参加したところ、
まさに自分が求めていたものづくりであると感じ、本科コースで学んでいくことを決意しました。
そして、入学して3か月が経ち、ようやく1足目が完成しました。
革の裁断時でのブレやミシンの僅かなずれが、靴に大きく反映されてしまいましたが、
初めて自分の手で作り上げた一足はとても感慨深いものとなりました。
完成までに時間はかかりましたが、それぞれの工程には、長く、快適に履く為の機能、知恵が詰まっていました。
一般的に、「革靴は安いものを買って履きつぶすもの」と考えられがちですが、
修理をしながら長く付き合っていき、革靴が経年変化とともに、美しくなっていく様子を
楽しんでもらえるような靴を作っていけるよう、努力をし続けていきたいと思います。

卒業を間近にして
2011年度本科コース2年生 塚本 崇士(37歳)

卒業を間近にしてサルワカに入学してからの2年間はあっという間に過ぎ、もうすぐ卒業です。
この学校での2年間を振り返れば、手製の靴を作るということはなかなか難しく、2年たった今の自分の技術で作った靴が、果たして、もし商品として他人を満足させられるのか?と言ったら、決してそうは思えない、というのが正直なところです。

学校という一般的になじみのある施設・環境を通じて、ですが職人の仕事という今までふれることのなかった自分にとっては、ある意味非日常的な世界に触れることは刺激的な経験でした。
その中で、これから先1つの仕事を続けると考えたときに、個人的には技術だけではなく、それよりもむしろどうやって教えられたこと以上のことを自分で考えていくか、そのヒントを学べたと思える事は、大きな財産だったと思います。

思えば入学前、仕事と学校の両立の難しさを考え、2年間の前途を人並みに不安に思ったりもしましたが、やらなければ後悔するのははっきりしていたので、年甲斐もなく入学することには迷いはありませんでした。
2年を終える今の気持ちは、終わったということよりもやっと次のステップが始まるという沢山の期待と少しの不安が入り交じった、不思議な高揚感です。

物事を突き詰めていくことが好きな私には、靴を作りまたその技術を昇華させていくということが、性に合っているのでしょう。
そういった世界があるのだということを私に触れるきっかけを下さったサルワカに、そしてまたサルワカでの2年間の生活を可能にできたすべての方々の協力に感謝しています。

私らしく生きる!
2011年度本科1年生 松本香織 (49歳)

私らしく生きる!洋裁の専門学校卒業後 いわゆるデザイナーズブランド最盛期に、洋服メーカーに企画で入社。オフには小物やビーズアクセサリーに編み物、友人たちのウエディングドレスなど とにかく作ることが好きでした。
会社を辞め結婚し、その物づくりは趣味となり、夫婦で会社を設立経営。
その16年の夫婦生活からのまさかの卒業!?を期に、今後の人生を「いかに私らしく生きるか・・」と模索する中 この学校を知りました。

まずは体験コースを受けてみて考えようとトライ。
包丁研げるかな? 力足りるかな? 一生続けられるかな?など
たくさんの不安を吹き飛ばすほど とにかく楽しくて、我を忘れて1足の靴づくりに没頭できる時間がありました。

その後、説明会に行き授業風景を拝見した際、それぞれがひとつの靴づくりに真剣に向かい教室には革や釘を打つ音だけが響いていました。
「いまどきこんな素敵な空気感の学校があるんだ!?」と衝撃を受けたのを覚えています。
迷うことなく入学を決め、先生方の丁寧な指導のもと学校生活あっという間の1年間が過ぎようとしています。

手製靴にはいったい何工程あるだろう?
何足 手がければすべての工程が記憶できるだろう?
すべての工程をよっしゃ!と思えるように成れるだろうか?、成りたい。・・・
この学校は私にとって そんな事を日々思える、
自分と向き合える大好きな空間です!

外から内から
2011年度本科1年生 山口 修 (34歳)

外から内から靴に対しての見方が変わってきた。
入学後、家にあった靴たちが入学前とは違って見えている。
うまく説明はできないが、色々と学んできて靴を観るとき、内側はこうなっているのか、外側はミシン目、コバの加工など、観る所が盛りだくさんなんです。
何も知らない時は、ニュアンスで観ていたが、今は経験したからこそ、意匠を形にする大変さがよくわかる。
物事を外から見てる時は、そんなこと簡単だと思う。しかし、いざ内からやってみると、何事も容易ではない。

今は多く失敗しても良いが、これを生業にしていくには、余程確かな動機と、異常なくらいの粘り強さ、気を緩めず、絶えず緊張しながら、目標に対し、全力を尽くして事に当たらなければ、良いものなどできない。だから職人はかっこいい。
私もこれからどんな靴に巡り会えるか、どんな靴を作れるのか、楽しみで仕方ない。

手製靴作りを志して
2011年度本科コース1年 長尾まどか(30歳)

手製靴作りを志してある日、ふらりと立ち寄った銀座のテイラーでギルドの靴に出逢いました。
手に取ると指に吸い付くような革の質感、靴を形作る美しい曲線、端正な顔立ちでありながら力強く、個性的な彼等にすっかり魅了されてしまいました。
靴を見てあんなにドキドキしたのは初めてでした。
しかも、ミシンと漉き機以外の機械は使用せず、全て職人の手製であると知り、驚きと同時に「私もやってみたい」という気持ちが湧き上がってきました。
そしてサルワカ・フットウェア・カレッジを知りました。
進学するにあたって不安な多々ありましたが、「今やらなければ後悔する」と思い全く未知の手製靴の世界に飛び込みました。
入学から早3ヶ月、想像を超える工程の多さ緻密さに持ち前の不器用さを発揮して日々大苦戦を強いられ頭を抱える事も1度や2度ではありません。
それでも、1つ1つ靴が出来上がっていく楽しさや、熱心に根気強く指導して下さる講師の先生方、靴作りに真剣に取り組むクラスメイトに支えられ、もうすぐ私にとって初めての手製靴が完成します。
 まだまだまだまだ…不格好な靴ですが、いつかは自分も"人をドキドキさせられるような靴"が作れるよう、2年間しっかりと学んでいきたいと思います。

めぐりめぐって
2011年度本科コース1年 H.A

めぐりめぐってちょうど今から10年前、高校生だった私は、理由はよく分かりませんが靴が好きでした。
「高校を卒業したら、製靴学校にも行きたいかも」と思いつつ一度は諦め、実際は美術専門学校に進学〜卒業し、就職先はインポートシューズの商社に決まりました。
入社してからは販売に始まり、商品企画や営業等、幅広く担当しましたが、忙しさに比例して「なんだか不思議な気持ち」が少しづつ積もって行くのを感じました。
「もしかしたらまだ作る事を諦められてないのかも」と感じたのもこの頃です。
会社を辞めてから2年間、自分の気持ちを整理し、
「本当に靴を作りたいか、作り続ける事が出来るか?」とか、
「作った靴、デザインした靴を誰かが欲しいと思えるレベルになりたい!」とか、
学校に入る事を決断する前から毎日の様に考えていました。
なんだか変な話ですけどね。
サルワカに入学してからは、靴作りの難しさと楽しさを同時に感じています。
なんとなくで始まった趣味が、今では課題を生み、生きる上での目標になってくれました。
不器用で、人並みに出来る様になるには人一倍時間が掛かる自分ですが、10年前に、一度は入学を諦めた学校で学べている事が嬉しく思います。

資料請求
このページの先頭へ
ギルド代表山口千尋が運営する 靴の専門学校ギルド(GUILD)TEL 03-5824-3281 お問い合わせ
成功するホームページ作成